流氷旅行 II
←2/17 
(旅日記1 2/18) 2/18→

7時前に目が覚める、部屋の窓越しに流氷が見えます。海は完全に凍っており前回とは全然違っていて感動、見渡す限り水平線の彼方まで流氷です。朝食前にインナーの性能チェックにドライスーツのインナーの状態で外に出て見る、やっぱり外は寒いがインナーだけで寒くなる事もないので丁度よさそうです。ホテルに戻るとニュースで天気情報が流れていました、ニュースに因るとこの日の朝はこの冬一番の冷え込みで山岳部ではマイナス29度を超える最低気温を記録したそうです、ウトロでもマイナス20度!いちばん寒い日と言うのもなかなか狙って体験出来ないので何か嬉しくなってきます、ワシの事を聞くと今、海が凍結しているので餌を求めてもう少し南か羅臼側にいてるとの事、残念。その後7時30分に食事。
機材とカメラを下ろして玄関横に置き、コーヒーショップでお迎えを待ちます。同じく泊まっていた女性二人も流氷ダイビングのようです。
9時過ぎにアクアサービス流氷からピックアップに来てくれたので乗り込みダイブポイント前のハウスに向かいます。今日のダイビングは私の他、季風ホテル泊の女性2人に男性1人の計4人の模様、ストーブの前でブリーフィングが始まりました。 ブリーフィングでは流氷ダイビングの特徴・考えられるトラブル等の説明を受けました、BCDは凍るので使わずドライスーツで中性浮力を取ると言う話で前年BCDが凍って吸気出来ない事が有ったなぁ・・・と思い出す。バディーは丁度男女別に4人なので男性チームと女性チームになりました。ブリーフィングが終わった頃流氷ウォーキングに行く女性が出発、私たちもドライスーツを着始めます。ドライスーツを着終わる頃に前日ダイビングした穴の上に氷の花が咲いていると言う事で早速見に行きました。氷の花は雪のボンボンみたいでした、C-5050がRSの上に着けて有って外すのが面倒だったのでアップで撮れませんでしたが一応撮影しておく、考えてみればこれがPT-015での本格的な初撮影でした、光が強かったので液晶が見づらくちょっと苦労。そのままエントリーポイントに向かいます。昨日も潜った穴だそうですが既にかなり厚く氷が張ってます、二人がかりで乗っても割れません、飛んで跳ねてやっと割れました

1本目10時30分エントリー

トラブルは有ったものの1本目から念願のクリオネを2匹もみる事が出来て満足、ハウスに向かいます、カメラをステーから外し1つ1つ分けてセッティングし直す。セッティングが終りハウス内に入り暖まります、ドライスーツを脱いでくつろげるので非常に楽です、休憩中に流氷ウォーキングの女性が帰ってきて別の女性ペアが流氷ウォーキングに出発、流氷ウォーキングは手軽な分お客さんも多い様です。1時間ほどして2本目に向かいます、トイレに行きドライスーツを着込み出発。

2本目12時エントリー

上がってからRSに残っていたフイルムをダイビングホールのフチから頭を突っ込み撮影、撮りきりました。ハウスまでの帰りに流氷ウォーキングの人が割って遊んでいる所に参加、流氷を割ってその上に乗って遊びました。ハウスに返ってドライスーツを脱ぎカニ汁を頂く、暖かいみそ汁と甘いカニが1つになって体が芯から温まります、おにぎりも貰っておなか一杯。後で自然センターに行く事を話したら流氷ウォーキングの女性(1人の方)と一緒に行く事になりました、取り敢えずホテルに戻り着替えて念のためにスノーシューを借りて出発。

途中でプユニ岬 の辺りにエゾシカが群れていた、後で聞いた話ではプユニ岬の当りは山の南向きの斜面になっていて雪が少ないので鹿が雪を掘って草を食べに来るそうです。3時頃自然センターに到着、インフォメーションでコースの状況を聞く、フレぺの滝のコースは踏み固められていて靴でも大丈夫な様です。コースを進み鹿やキツネ・リスらしき足跡を見かける、森林を抜け見通しの良い雪原にでると知床連山の美しい山並みが目に入ってきます、エゾシカの糞もありました。遊歩道沿いにしばらく歩いて展望台に到着、かなりこの日は堅く踏み固められコースを歩くだけなら靴でも充分でしたが少し道からはずれようとするとスノーシューやスキーなどは必携ですね。展望台からフレぺの滝と眼下に広がる流氷、遠くに望む知床連山を写真に収める、滝は影になっていて撮りにくい、撮影中心ならお昼頃が良いと思われる、写真を撮っていると雪原の向かい側にエゾシカが沢山いる事に気付きました。良く見ようと近づいて行くと突然展望台側の林から雌の鹿が跳び出してきたではありませんか! 驚いているとさらに雄の鹿が飛び出してきました、近くで見ると大きくて角も立派です、そしてその後にハスキーが鹿を追いかけて出てきました、どうやら犬に追いかけられていたようです。 飛び出して来た鹿達は灯台方面に消え、雪原に居た鹿達は森に消え、ハスキーだけが残りました。 鹿も消えた事ですし雪原を後にして自然センターに戻りました、同行の女性はバスでホテルまで帰るので此処で別れ夕日を撮りにプユニ岬に向います。

プユニ岬はすでに写真を撮る為に集まってきた人が沢山いてました・・・日没を写真に収めホテルに戻る。カメラのセッティングをしてログ付けし6時半夕食。
今日の夕食は海鮮の幸たっぷりの鍋がメイン、刺し身・トンカツ・松葉ガニ・烏賊の沖漬け・アサリのおすまし・御飯でした。

夕食後オーロラファンタジーに行く。去年よりレーザーが増えたみたいです、月が真ん中に来ていて何とも不思議な感じでした、感動箱に少しだけですがお金を入れる。

戻る