2003年2月18〜21日
北海道ウトロ流氷ダイビング

2月20日

1本目 ウトロ港、赤灯台外側
今回はウトロ港の港のすぐ外、赤灯台の先にダイビングホールがあります。こちらは大きい流氷が見られ、クリオネも運次第ですがかなり高確率で見られると言う事です。ただ水深が有るので幌別より上級者向けになるそうです。今日のゲストも私一人、古坂さんにガイドをして頂いてダイビング開始です。今日は少し深度が取れそうなのでウエイトを2キロ減らして15キロにする、C-5050を持ってエントリー。中層を移動します、一つ一つの流氷が大きく2〜3mの厚さの流氷ぐらいならゴロゴロしているダイナミックな流氷が見れます、天気は今日も晴れており充分な日光が陸では照っていましたが氷が厚い分薄暗く感じます、実際写真の出来上がりを見てもかなりグリーンが買った写真になっていてかなり暗いようです。昨日見かけたような氷の結晶も見る事が出来ます。(この氷の結晶がオーロラファンタジーで使われる放水ポンプに吸い込まれる為にポンプが使えなくなるそうです)、昨日も書きましたがこの氷の結晶が出来るのは淡水と海水の境界線の辺りなんですが、少し動くと塩水と淡水が混じり合ってすぐにモヤモヤして撮りにくい、しかもこの境目より上は淡水なので浮力が増えなおさら撮影を難しくしてくれます。写真を撮りながら移動していると淡水と海水の境目辺りにクリオネが居てます、写真を撮ろうと少しチャレンジしましたが、やはりフレームに入れピントを合わせている間に漂って行ってしまいます、仕方がないのでビデオを試してみる・・・陸に上がってからチェックしましたが全然まともに取れてませんでした(T_T)。クリオネをあきらめ周りを見るとプランクトンなどが多くいてます、底の方が砂地でカレイなのもいてそうです。
(DIVE No.263)

<昼食>

2本目 ウトロ港、赤灯台外側
今回はRSを持って入ります。エントリーして取り敢えず1枚写真を撮ろうとした時、そこでいきなりトラブル発生、エントリーして流氷を撮ろうと思いシャッターを切ろうとすると切れません、見るとエラー表示がでています、フイルム装填ミスらしくこの時点で本日の撮影終了(i_i)、カメラを置きに一旦エキジットし再エントリー、カメラが無いのでじっくり脳内にプリントしておく事にします。撮影しないのでじっくり色々見ます、移動してすぐに古坂さんがクリオネをゲット、数分も経たないうちにペットボトルに10匹近いクリオネが入っていました。それを横目で見つつ幌別ポイントより深くに有る淡水と海水の境界線、氷結した下から見ても背丈より大きな流氷群、流氷にくっついて成長を続ける氷の結晶など。特に流氷は上から下、そして海底まで行って底から見上げたりしていろんな角度で堪能。最後にダイビングホール近くに戻ってきた時に見つけたクリオネとたわむれる、びっくりさせると動きが停まると言う話を聞いていたので少し激しく動かすと本当にぴたっと動きが停まります。クリオネを放して周りを見ると他にも色々生物が居ます、よくよく見ると淡水と海水の境界線より少し下の辺りに沢山居てるようです。穴の下の深度も計ってみる、アラジンで12メートルでした
(DIVE No.264)

続く

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