シパダン撮影記

今回シパダンに行く前に撮影機材をどうするかでかなり迷いましたF-60のハウジングはまだ105ミリマクロしか持ってないしRSは28ミリしかない、しかもストロボをどうするか?いっそ両方持っていこうかズームレンズ&ポートを買おうか?etc・・・ お店に行ってズームレンズ+ポートの値段を出してもらうと旅行前にはかなりつらい金額、すると社長が「さだちゃん13mmが持ってたからそれを使えば?」との一言・・・はい、ワタクシ自分の持っていたレンズのことをすっかり忘れておりました(^_^;) 、手持ちのレンズを使うと買うのはポートのみで済みますから4〜5万円もあれば十分、これなら買えます。 旅行に使うのでなるべくコンパクトな方がいいと思いコンパクトドームポートを注文しました、問題はレンズが入るかどうか&ケラレが出るかどうかです。
無事到着したポートをハウジングにセットしF-60に13mmレンズを取付け入れてみる、<ドキドキ>・・・ 完璧ですポートのガラス面の約一センチ手前(見た目)にフードが来ていますとりあえず物理的にはOKです、ファインダーを覗いてみるとこれも完璧、まるで特注製品みたいです。
ということで今回持っていくカメラは水中カメラにF60+ハウジング(マクロ&ドームのポート2つを含む)それとスナップ用にCapios25を持っていくことにしました(IXYにしなかったのはフイルムを揃えたかったからです)。
南部で1回使っているとはいえまだまだ使用回数の浅いカメラ、しかも今回ポートを頻繁に交換する事が予想されますので少し不安系、しかし結果からいえば全然問題ありませんでした  V(^o^)d  かなり荒い使い方(ポートを付け替える時に砂やごみ、糸くずはついてないことは確かめましたがそれ以外のメンテナンス、グリスアップは全くせず)をしたんですがダイビング10本&素潜り2本を見事に乗り切りました、まあグリスアップは新しいこともあったので大丈夫だったんでしょうがそれにしても立派なものです、13mmレンズのケラレも無くここまでは非常に満足。
  
ここまでは順調でした、しかし帰ってきてフイルムを現像してみて薄々思っていたことがしっかり的中していました、特に大きい失敗は13ミリレンズの画角がストロボ(YS-30)の照射範囲を大きく越えていたので真ん中だけ明るい写真になってしまったことです、せめてアームを使えば気持ちだけでも広くなったかもしれませんがアクセサリーシューに付けえていたので余計にはっきり判ってしまいました。
まあこのYS-30の用途を考えると少し無謀すぎたようです、やはり超広角を使うときには照射角の広い光量の有るストロボをアーム等で離して使い出来れば自然光を補助する形にもっていければベストだったな〜と言うのが今回身にしみて判ったことです。

最後にシパダンの水中カメラ関係の事情は非常に良いと言えます、ちゃんとカメラ用の水槽も有りますしフィルムの現像もやっているみたいですし(ポスターに書いてあったのはリバーサルのE-56処理のみです、私は頼んでいないのでどんな感じか判りませんが)ただ往復の舟がとても揺れるので対ショック対策は厳重にやっておいたほうが良いでしょう。

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h.sadayoshi