10月24〜25日 柏島

久しぶりの柏島です、今回の狙いはピグミーシーホースとヤシャハゼ。 今年はヤシャハゼが2番ブイ辺りに沢山居てると聞き楽しみです。

24日

1本目後浜1番ブイ
朝起きれば風邪気味です、のどが痛い(;o;)でも不幸中の幸い鼻は通っています。 しかし酷くなっては悲劇なので、用心してドライスーツを使うことにします。 エントリーしてアンカーで皆を待つ間その辺りに居たハゼを試し撮り、その間に揃い深場に移動。 撮りあえず皆はジョーフィッシュを見てフリソデエイを探すということでしたので、近くの砂場でヤシャハゼ君がいたらなーと眺めていました。 皆がジョーフィッシュから離れて私もゆっくり見ているとコイツが逃げません。 あまり逃げないのでどこまでよれるか試してみたんですが、等倍近くまでよっても大丈夫でした。 と言うことでジョーフィッシュを4枚ほど撮って後ろを振り返ると皆さん砂場で何やらハゼをとっています、私もその辺りを探しているとヤシャハゼに似たヒレを発見、ついにヤシャハゼ君発見か? 小さいのと暗いので種類が良くわかりません、撮りあえず撮れるだけ撮って置くことにします。 少し上がった所にクダゴンベを見つけ少し喜ぶ、前回クダゴンベを撮ったときにはピントがかなり失敗系、今度は絞りを絞って被写界深度を稼ぎリベンジを狙います。 2〜3枚撮った所でコンピューターをチェックして見ると残り一分の表示、もう1枚撮って浮上開始です。 減圧不要限界ぎりぎりまで潜っていたので少し長めに安全停止することにします。 と、持っているアンカーロープに何か動くものが! よく見るとカエルウオがいてます、フイルムも20枚近く残っていたので時間待ちの間カエルウオを撮って過ごすことにします。 しかしやってみるとこれが以外と難しい、何しろアンカーロープなので揺れる揺れる、しかも目標はかなり小さいので大変です、両足でロープを挟み込み片手でロープとの位置を確保し、もう片手でカメラを操る。 なかなか面白い時間つぶしでした。 エキジットしてから(推定)ヤシャ君を撮ってたときに、隣で撮ってた人に何をとってたか聞いてみるとハタタテネジリンボウを撮ったと聞き、そういえば模様ははっきり見えなかったんですがヒレの下の特徴的な斑点がなかった事を思い出し少しがっかりする。
・・・現像してみて見るとやはりハタタテネジリンボウでした。
(DIVE NO.237)

 

2本目後浜2.5番ブイ
このダイビングでの目標はピグミーシーホース、直前に潜ったグループが見てないと聞き少々不安が過ります。 潜行しピグミーが居ているというウミウチワを取り囲み捜索開始です、まもなく隣から大声が(本当にはっきりと聞こえました)聞こえ、見てみると奥の方に確かにいてます。 本当に小さく分かりにくいです、私が一人で探していたら見つからない可能性大です。 凄い!素晴らしい!マンボー様々!!!私だけでは見つけられませんでした。 取り敢えずあとでゆっくり撮影することにして場所を皆に譲ります。 ぐるっと辺りを見回しているうちに皆移動したので撮影開始・・・しようとしたんですが視界の開けているほうには背中しか見えないうえに近づけません(T_T)、取り敢えず記念撮影程度に4枚ほど撮り浅場に浮上しようとすると目の下に黒い魚が!しかもヒレが白くて綺麗です。 回り込んでその魚を撮っているうちに気がつけば又コンピューターが残り一分の表示を出しています。また安全停止をたっぷりとって浮上。 こういうときにドライスーツは寒くならないので良いです、少々重装備過ぎかな?と思いましたが私には結果オーライです。・・・浮上後調べてみるとホタテツノハゼみたいでした。
(DIVE NO.238)

3本目勤崎
3本目、アケボノハゼを見に行くそうです(今回は何を見たいというのが希薄なので気楽ダイビングのつもり)25メートル地点でマンボーさんが確認しに行き、ハゼが穴から出ていることを確かめてから近づいて行きます。 取り敢えずみんなが見終わるのを待って撮影に移ることにします、カメラを構えて移そうとした瞬間!私の左をカワハギが通りすぎてアケボノハゼの上を通りすぎていきました。 見事アケボノハゼのペアーは隠れてしまいました(j_j)と言うところで例によってコンピューターに目を移すと減圧不要限界が0分になってしまいました、タイムオーバーです。浮上し浅いところに移動するとハリセンボンが岩のすき間から顔を出していました、かわいいので少し写真に撮りさらに浅いところに行く。 根の頂上辺りでツバメウオとイシダイが居てましたイシダイは遠すぎて撮れませんでしたがツバメウオはかなり近くまでよれたので少し頑張ってみましたが105mmレンズでとるには大き過ぎでした。と言うところでダイビング終了です。
(DIVE NO.239)

 

25日

   

1本目勤崎
今日の1本目は昨日3本目に潜った勤岬です。 昨日の雪辱をはらすため今日はアケボノハゼ1本に絞ります。 潜行し少しながらのあるところを一気に泳ぎ切りアケボノハゼの巣穴まで1直線、早速撮影開始です。 時々雨の降るはっきり言ってよくない天気で薄暗くよく見えません、さらに速攻でここまで来たので酸欠で少し頭の痛いバッドコンディション、2匹居たので試しにターゲットライトを当ててみますと引っ込んでしまいました。 仕方が無いのでもう一匹のほうをターゲットライト無しで撮影していきます。 かなりばしゃばしゃとストロボを焚いて撮影しているんですが逃げません、これならと思いもう一度ライトを当ててみるとやはり巣穴に去っていきました(j_j)。 2匹とも巣穴に入っていったので周りを伺うとみんな快調に他のところで撮影していました。 ぐるっと回ってもう一度巣穴のところの戻ってみるとハゼが出てきてました、これはラッキーとさらに10枚ほど撮影。 30枚ほど撮り終えダイビング終了し浮上開始しようと思った所にコブダイがいてたので行きがけの駄賃とばかりに1枚だけ撮影し、浮上して安全停止していると思いっきり気分が悪くなってきました、少し朝ご飯食べすぎたかもしれません。(TOT)
<後日談>フイルムを現像してみてみると真っ黒! シャッタースピードは遅くなってなかったので気付きませんでした。予想される原因はストロボが相当変な方向を向いていたか、スイッチの入れ忘れか?、道理で逃げなかった筈です。
(DIVE NO.240)

 

2本目後浜2番ブイ
まだ少し気分が悪いんですが柏島最後のダイビングですので頑張って行く事にします、最後の獲物はヤシャハゼです。 嬉しいことに入って5メートルほど潜行したころ、うそのように吐き気が治まり快適ダイビングです。 ヤシャハゼの方は先日捜索に失敗しているので今回は慎重に探します、水底に着底しホバリングしているであろうヤシャハゼを探します。 5分ほど探しましたがなかなか見つかりません、おじさんの軍団が辺りを徘徊しハゼがあっちこっちつついているのがとてもいやな感じです。 気分転換にピグミーを探してみるとこちらは昨日居たところと殆ど変わらない場所にいてました、があちらに向いたままで撮れそうにありません。 早々にあきらめて本来の目標であるヤシャハゼの捜索に戻ります。 さがし始めて3分、減圧不要限界が残り少なくなった頃ついに発見しました。 体の模様といい背びれの付け根にある黒い斑点といい間違いなくヤシャハゼです。 早速2枚ほど証拠写真を撮っておき近づいて行こうとした瞬間カワハギがヤシャハゼの上を通過しすぐ隣をつつきました、当然ヤシャハゼは穴の中に。 私の柏島はこれにて終わってしまいました(TOT)。 浮上していくと船がありません、間違って1番ブイの方に出てしまったようです。 見上げると船はありませんがカマスの群れが10匹ほど、船の方に戻っていく私と代わらないスピードで並んで進んでいます。 途中でダテハゼを3枚ほど撮って船の下に戻っていきました。 連日のかなり限界までの潜水ですので可能なかぎり長い安全停止を摂り浮上しました。
(DIVE NO.241)