2002年3月8・9日 北海道流氷ダイビング

念願の流氷ダイイング、旅行記はこちらに有ります。 ロビンソンで出発直前にクリオネが少ないということを聞き少し不安系。
ダイビングポイントは知床半島の宇登呂に有るビーチです。完全に結氷している時には三角形の穴を掘ってエントリーするそうですが今回はビーチに張っている薄い氷を割ってエントリーするというスタイルを取るそうです、直浮上できるのでガイドロープを使わないダイビングが出来る事や移動範囲が大きくとれるなどそれなりのメリットが得られるみたいです。
そうそう、今回はロビンソンDRIFT ICE DIVERスペシャルティーコースを受ける事になっています。
今回新調したドライスーツ、いつもの重めのウエイトに比べ2キロ程増やし9キロ程で大丈夫かと思っているとおやびんがもっと沢山ウエイトを着けた方が良いとの事、試してみると果たして沈みません(ガーン)。 ウエイトを重めに15キロをしょってダイビング開始です。 


3月8日

1本目
全体ブリーフィングの後、担当インストラクターごとに個別のブリーフィングです、担当インストラクターは渋谷さんでバディー分けはエントリー順にはなごさん&Mさん・旦那さん&奥さん・私&さっちゃん&おやびんでそれを1ダイブ毎に順番をづらしていくと言うことになりました。 まずはなごさん&Mさんチームがエントリー、エアーを入れるとMさんのレギュレーターがフリーフローし止まりません、お湯をかなりかけてもだめで機材を交換しようということになり急遽エントリーの順番を変更、旦那さん&奥さんがエントリーすることになりました。 旦那さん&奥さんがエントリーすると奥さんの方がどうしても沈めないと言うことでさらに後に順番変更、旦那さんのみ1本目終了。 次に私たちが潜ります、カメラはRS(13mm)&C−4040広角レンズを最初に選んだのは環境を知りたかったからで、クリオネがいれば大きさを把握したうえで50mmレンズに2倍のテレコンを付けるかを判断しようと思ったわけです。 ウエイトが15キロというのは少し重すぎたようです、しかもBCDの調子が悪く給気が出来ませんのでドライスーツで中性浮力を取っていたのですが、排気が間に合わず浮き上がってしまいます。 入って5分経った頃にログメモリーのセッティングを忘れたことに気づく。 写真を撮っているとF11で千分の1秒???少し不安になり1段ぐらいプラスに撮っておく。(現像してみるとやはりド・アンダー、フイルム感度の設定を間違えたか?)。 流氷を潜ってみての感想は(氷が薄かったことも有りますが)意外と明るく、生物(といっても魚が泳ぎ回っているわけでは有りませんが)が多いのが驚きでした。 クリオネは私たちが潜る前から見たという話を聴かないのでもしやと思ったのですがやはり見つかりませんでした、実は出発前にロビンソンで今年はクリオネが少ないという話を聴いていたので少し不安に思っていたのですが・・・ 上がると雪が降っていました。
(DIVE No.250)

夕方にDRIFT ICE DIVERスペシャルティーコースの学科が有り。


3月9日

2本目
今日は氷割りの替わりにスペシャリディーダイブの一環の穴開けのシュミレーションとして浜から海に降りる階段の拡張をする、ドライスーツを着ているのですぐに汗が吹き出てきます、前日のスペシャリティーダイビングの学科で話の有ったブレスサーモの欠点を肌で実感。 天気も良くマイウオッチで9度、ポカポカです。 今回は順番がずれて2番目に潜ります、今回もカメラはRS(13mm)&C−4040、ウエイトは昨日重すぎたので2キロ減らし13キロでインナーを下だけ1枚減らしました。 今日こそはクリオネを期待したんですがやはり居てませんでした、居てるときはウジャウジャ居てるそうですが・・・ ともあれ昨日はドライスーツに悪戦苦闘していましたが今回は2キロ減らし13キロ、ウエイトはまだ少し重い目ですが快適な範疇でBCDとレギュもすんなりと動作してくれて快適なダイビング、写真を撮りまくります。 RSで36枚C−4040で10枚ぐらいとムービー少々と、とても10分とは思えない様な枚数を撮り終えご満悦でエキジット。 今回は全員無事(と言うかすんなりと)にダイビングを終えることが出来ました。
(DIVE No.251)

3本目
今回のツアーでの最終ダイビングです今回はカメラは50mm、マクロでの撮影です。 気温はさらに上がっている模様、とても暖かく感じます。 エントリーの順番はさらにくりあがってマイバディーが1番、渋谷さんをせかして(急き立てて)入ります。 入ると前回より水が冷たく感じます、あとで見てみると水温が変わっていなかったので気温との差だけ冷たく感じたようです。 最後のダイビングでカメラがマクロレンズなので必死にクリオネを探す、みんなが散々潜った後で見つけた話を聞かないので居ない事は解っているのですが最後のひとあがき、やっぱり見つかりませんでした。 
(DIVE No.252)


今回の流氷ダイビングはとても暖かい状況下で行われトラブルは非常に少ないダイビングでしたが初日の少し寒いときでも少なからずのレギュレーター等のフリージングが有りました、また初日は数百メートルは沖に会った流氷が2日目には接岸するという動きの速い流氷に代表される特殊な環境、そういう中をロビンソンの各スタッフが細心の注意を払い安全なダイビングを提供されていました、感謝!